開催の予定が二転三転する『米朝首脳会談』。 金正恩(心宿)氏も、中国を後ろ盾にしようと余念がない。果たして、史上初の会談は開かれるのだろうか? 今回は、シンガポールでの会談が予定される6月12日前後の、金正恩氏とトランプ大統領(箕宿)の「運気の流れ」を見ながら、両首脳の心理状況を見てみよう。
「心宿」の金正恩氏、そして「箕宿」のトランプ大統領との相性は「友と衰」の関係だ。
「箕宿」にとって「心宿」は、『友の相手』となるため、両者間に生じた「力関係」は、トランプ大統領が金委員長をリードする立場にある。会談が板門店で行われれば、金委員長も強気に出ることになったが、第三国での開催の場合は、このパワーバランスが会談に表れるだろう。
それでは、「心宿」の運気に「箕宿」の運気を重ねた図をご覧いただこう。(青色:「心宿」 茶色:「箕宿」の運気の変化)
しかも、6月13日から新たな運気に移行し、「心宿」の月運は「危の月」から「壊の月」に変わるため、会談当日の金正恩氏の状況は、精神・肉体ともに最も低下していると言える。
一方、トランプ氏の「箕宿」もまた、6月10日から「魔の週」に入り、16日は「極魔の日」にあたっている。図を見ても分かる通り、「米朝両首会談脳」は、どちらの宿も「魔の週」の期間の中で行われることが、どのような会談になるのか? とても興味深い。
運気のグラフに表示される「灰色」の部分(6月12日~17日)は、二人の集中力と忍耐力が低下し、会話が成立し難い期間を表している。本来であれば、『極魔の日』と「魔の週」最後の『成の日』に、重要な協議や決断は避けるべきであるが、もし行う場合は、両者が『真剣勝負』をしなくてはならない。しかも「極魔の因果」が作用する日に勝利した者は、そこで何かを「捨てなければ」勝利することはできない。
つまり、トランプ氏が金正恩氏を支配するパワーバランスの中で、金氏が米国から何らかの「利」を得るには、自らが捨て去る物も用意しなければならない……と言うことになる。
果たして、米朝会談は実現するのだろうか? たとえ実現しても、両首脳の「運気の流れ」を考えれば、実のある話になるのか? 特に、「運気の流れ」が大きく変わる「業の日」以降からの、両者の言動は注目すべきだろう。