10月10日、第48回衆議院議員選挙の公示が行われました。
今回の選挙で注目されるのは、何と言っても、
安倍晋三総裁率いる「自由民主党」と、小池百合子代表率いる「希望の党」
の票取り合戦。
そこで、安倍、小池両氏の宿と運気のバイオリズムを見ながら、選挙投票日となる10月22日に、どちらに勝機が巡ってくるか予測してみました。
① 二人の基礎情報
まず安倍晋三、小池百合子両氏の基礎情報をご覧いただきましょう。
氏名 | 宿 | 基礎運 | 年運 | 月運 | 公示日 | 選挙日 |
---|---|---|---|---|---|---|
安倍晋三 | 張 | 進運 | 業 | 安・成 | 転・成 | 活・友 |
小池百合子 | 胃 | 進運 | 命 | 安・成 | 活・成 | 転・友 |
ここで注目するのは、安倍氏の「張宿」と小池氏の「胃宿」の相性は、
「生まれ変わり」の関係にある点です。
安倍氏から見た小池氏は、「胎の相手」……
つまり「張宿」が来世で生まれ変わる宿、それが「胃宿」であるということ。
逆に、小池氏の「胃宿」から見た「張宿」は、「業の相手」……
つまり、「胃宿」の「前世」の宿が「張宿」という、何とも「特別な縁」によって二人は結ばれていたことが分かります。
そして、「業の相手」と「胎の相手」との間に生じたパワーバランスは、
「業」が「胎」を支配する関係となるため、「張宿」が「胃宿」を支配……
つまり、安倍氏が小池氏をコントロールできる立場と役割にあると言うのが、
二人の相性の基本となります。
しかも、お互いに「生まれ変わり」の関係であれば、相手が今何を考え、どのような決断・行動を取ろうとしているかが理解できるため、お互いの手口が丸見え状態になってしまいます。
宿曜が盛んに用いられた戦国時代を例にすると、武将たちが行った戦は、敵将を倒すために何人の兵を失うか、と言う引き算の勝負です。
一人でも多くの兵を残さなければ、戦い続けることはできなかった時代です。
このため、自分と戦う相手が「業」や「胎」の相手の場合、手の内が分かってしまうために、できれば「戦いたくない相手」だったという。
その一方で、現代の選挙戦は、総裁、代表といった大将同士が一騎打ちする訳ではなく、兵となる立候補者が、何人当選するかという、足し算の勝負と言うことになります。
こうした戦いの場合、兵である立候補者や、作戦参謀たちの「勝負当日」の運気が大きく影響することになります。
この場で、立候補者全員の宿と運気のバイオリズムを調べることはできないが、少なくとも「自由民主党」の安倍総裁と、「希望の党」の代表、小池百合子氏のどちらに勝機が巡るかということについては、このように言えるでしょう。
開票の結果、「自民党」が「希望の党」を支配する「立場と役割」
が出来上がる
……と。
そもそも「希望の党」が、自民党の議席数を上回ることはないが、これまで安倍首相に、「胃宿」らしい皮肉混じりの意見をチクリと言っていた小池氏が、
選挙を機に自民党寄りの立場を取り始めることが考えられると言うことです。
これまで都知事の立場であった小池氏であったが、党の代表に就いたことで、安倍氏とは「同じ土俵の上」で向き合わなければならなくなってしまいました。
つまり、お互いが兵を率いた「大将」として向き合うことで、そこで初めて「宿対宿のパワーバランス」が生じるため、二人は喧嘩することはないものの、「胃宿」は「張宿」に支配され、しかも「張宿」の面倒を「胃宿」が見るという、立場になってしまったと言えるでしょう。
もし、お互いの「立場と役割」を変えた場合、そこに摩擦が生ずるため、「胃宿」が「張宿」から離れて行くことになるでしょう。
② 衆院選の予想
因みに、「自民党」と「希望の党」以外の政党の代表者の宿と運気を見てみましょう。
ひょっとすると、ダークホースの政党があるかもしれません。
氏名 | 政党 | 宿 | 基礎運 | 年運 | 月運 | 公示日 | 選挙日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
山口那津男 | 公明 | 壁 | 進運 | 壊 | 壊・親 | 活・親 | 転・栄 |
志位和夫 | 共産 | 星 | 潜運 | 親 | 危・壊 | 転・壊 | 活・親 |
枝野幸男 | 立憲 | 虚 | 休運 | 安 | 胎・衰 | 魔・衰 | 転・危 |
松井一郎 | 維新 | 翼 | 生運 | 栄 | 転・危 | 転・危 | 活・壊 |
これまで私は、競馬の重賞レースの予想を、宿曜によって行っていた時期があります。
数年にわたり、1000レース以上のデータをとったところ、
宿と運気の流れによって「勝機」が巡ることが分かったため、そのデータを基に、
10月22日の選挙当日、最も勝機を持った政党がどこか?
それをこれからお話しましょう。
各政党の代表者の宿は、やはり勝負に強い宿が勢ぞろいしています。
その中でも、運気に味方されているのは、公明党・山口代表の「壁宿」。
「壁宿」は、意思を決定した時の運気に「壊」や「極魔」が入っていると、実力以上の力を出すとされています。
つまり、「壁宿」の年運は「壊の年」であり、また選挙公示日の月運は「壊の月」だったことに注目しています。
そして、「壁宿」の選挙当日は、転換期の「栄の日」に当たるため、勝利宣言ができる要素に恵まれています。
自民党の議席数が、例え減ったとしても、公明の議席数が増加する可能性があるため、選挙前の数字に近い状況が維持されるのではないでしょうか。
しかも、「壁宿」は、安倍氏の「張宿」と小池氏の「胃宿」にとって、「壊の相手」に当たるため、安倍政権が継続することなった場合、安倍首相は公明の山口代表によほど気を遣わなければならないでしょう。
因みに、安倍政権の官房長官の菅義偉氏も「壁宿」。
巷では菅氏は小池氏の「天敵」と言われているが、まさに「胃宿」にとっての「壊の相手」であれば、まさしく「天敵」そのものと言えます。
つまり、菅氏は安倍首相にとっても「天敵」であるため、これだけ長期間官房長官を菅氏が務めていられるのも、安倍首相が菅氏には何も言えない状況にあることを物語っているでしょう。
尚、「立憲民主党」の枝野代表の宿も、勝負に強い宿ですが、運気の中に「栄」、「親」、「命」が入っている時に、特に目覚しい勝利を得るとされています。
しかし残念ながら、選挙の公示日と選挙当日は、「衰」と「危」であることに加えて、運気の基礎となる「基礎運」が「休運」であるために、勝負には適さないでしょう。
つまり、選挙ではあまりパッとしない結果に終わるのではないでしょうか。
もし、「小池劇場」が面白い展開を始めるとすれば、小池氏と同じ「胃宿」の石破茂氏と小池氏が手を結んだ時でしょう。
「希望の党」が総理指名する話もあるようですが、まさに小池氏と石破氏が組めば、永田町に激震が走るほどのサプライズが起こるかもしれません。